インプレスグループで、山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役 関本彰大)は、創業以来80年間刊行を続ける山岳専門誌 『山と溪谷』 の通巻900号記念号を発売しました。

 

■雑誌 『山と溪谷』 について

1930年(昭和5年)創刊の歴史ある山岳専門誌(右写真は創刊号表紙)。

創刊以来、戦争、オイルショック、バブル崩壊など各時代の危機を乗り越え、2010年3月創刊80周年、通巻900号を迎えました。

本誌は、創業者川崎吉蔵により本邦初の商業山岳雑誌として誕生しました。当時は、一部の山岳会の会報誌のほかに登山の雑誌は存在しなかったため、より多くの山岳愛好者に向けた雑誌が欲しいとの自身の思いを実現するかたちで発行に至りました。

書名の「山と溪谷」は田部重治著の単行本『山と溪谷』から付けられ、執筆人には田部重治をはじめ、『日本百名山』の著者深田久弥や、『黒部渓谷』の著者冠松次郎らをはじめとする当時の山岳界の重鎮らが顔をそろえています。

創刊号の反響は大きく、発売後わずか4日間で売り切れ、次号が出るまでの間、雑誌としては異例の3刷まで発行しました。その後も、山の研究や紀行文、写真などを発表する場としても、多くの山岳愛好者に愛される雑誌へと成長し今日に至っています。

1996年には、皇太子さまご自身の写真と文章で綴られたグラフが巻頭ページをかざり、その後もご自身の海外山行に関する寄稿が掲載されました。

※画像は、創刊号表紙(上)と、創刊号に掲載の「信条」と当時の広告の見開き(下)

 

 

■通巻900号、3月15日発売!

記念すべき900号の特集は「自立した登山者 養成講座」。

遭難事故が増えるなか、安全登山のためには、登山者が自己責任を基本に、きちんと“自立”することが重要です。なにより自立すると、より深く、豊かに山を楽しむことができます。登山界のリーディングマガジンである『山と溪谷』誌は、そんな今の時代にふさわしい登山者像を改めて提案いたします。

また、「登頂写真で見る登攀史」として、メスナーのナンガ・パルバート単独登攀や山野井泰史チョ・オユー南西壁単独登攀など、記憶に残る登頂写真を集め、それに影響された登山家の手記と共に紹介。先人たちの偉大な登攀が、きちんと現代の若きクライマーまでつながり、登山の歴史が脈々とつながっていることがわかる、記念号にふさわしい記事になっています。 

※画像は、最新号特集「『自律した登山者』養成講座」トビラ

 

■『山と溪谷』通巻900号の詳細について

雑誌名: 『山と溪谷』 2010年4月号
価格:1,000円(税込)
体裁:A4変型判・242ページ
発売日:2010年3月15日

 

■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/

1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア・旅行・スキー等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。

 

■インプレスグループについて http://www.impressholdings.com/

株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。

 

■ご購入に関するお問い合わせ先

山と溪谷社 カスタマーセンター
TEL03-5275-9064 (営業時間 10:00-17:30、昼休み、土・日・祝祭日を除く)
http://www.yamakei.co.jp/

 

■本リリースについてのお問い合わせ先

株式会社山と溪谷社 
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 日本ビル8F
山と溪谷編集部 TEL03-6744-1909 メール[email protected]