インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役関本彰大)は、創立80周年事業の1つとして、日本の豊かな山岳自然環境を守り、その大切さを次世代につなげることを目的に活動をする「日本山岳遺産基金」を設立いたしました。


■日本山岳遺産とは

 「日本山岳遺産」に選定する山や山岳エリアは、次世代に伝えたい豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有し、それらを守り、活用するような地元の活動が盛んな場所とします。なお、日本山岳遺産の選定、および活動支援や助成内容については、外部有識者により構成されるアドバイザリーボードの意見を参考に決定いたします。アドバイザリーボードには、田中文男氏(社団法人日本山岳協会会長)、野口健(アルピニスト)がメンバーとなっています(2010年7月15日現在)。


■日本山岳遺産基金とは

「日本山岳遺産基金」は、日本の山岳自然環境・文化を再発見し、それらの保全と地域の活性化、安全登山に資するための活動を支援します。山を知る行為としての「登山」が、次世代を担う青少年の健全な精神と肉体の発達、自然環境への正しい理解の助けとなることを認識し、そのような次世代の育成を目的とした活動を行う自治体や団体を支援します。
 ●支援活動
  ①次世代育成活動・啓発活動
  ②環境保全活動
  ③安全登山啓発活動


■日本山岳遺産への選定の応募要項


1.申請対象となる山・山岳エリア
 自然景観、生態系・生物多様性、文化・歴史性の観点から環境を保全していくことが必要で、かつ、そのエリアにおいて、安全な登山活動ができ、子どもたちの健康、精神、環境など教育活動への活用ができることを条件とします。

2.申請対象となる団体
 ①選定される山もしくは山岳エリアにおいて、3年以上の登山などのイベント実施、美化・保全など活動実績を持つ団体
 ②支援対象事業の実施状況および予算・決算などの財政状況について、当基金の求めに応じて適正な報告のできる団体
 ③法人格を有する団体。または、これと同程度に社会的な信頼を得ている任意団体

3.支援対象への助成期間(2010年度)
 活動への助成期間は、2011年4月1日~2012年3月31日以前に終了するもの(※複数年度にわたる事業の場合は、翌年度以降の実施分についてあらためて応募、審査が必要となります)


■日本山岳遺産基金について

日本山岳遺産基金
URL http://sangakuisan.yamakei.co.jp
事務局 株式会社山と溪谷社


■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/

1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア・旅行・スキー等の分野で出版活動を展開。さらに、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野でも多くの出版物を展開しています。


■インプレスグループについて http://www.impressholdings.com/

株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関本 彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。


■本リリースについてのお問い合わせ先
株式会社山と溪谷社
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 日本ビル8F
TEL03-6744-1900  メール [email protected]