インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、11月13日に『歌う鳥のキモチ』を刊行しました。

 本書は歌う鳥の気持ちに焦点を当てて、「鳥がなぜ歌うのか」「歌に込められた鳥のキモチ」を読み解いていく内容です。鳥の歌は、歌い手と聞き手の間のコミュニケーションです。歌に注目することで、鳥(小鳥)の社会、私生活が浮き彫りにされていきます。

 第1章では「鳥の歌」について誰もが思う素朴な疑問、たとえば“春になると歌いはじめるのはなぜか?”“そもそもなぜ歌うのか”などをひとつずつ解き明かしていきます。鳥の歌のさまざまな切り口・視点を紹介し、歌う鳥の「キモチ」がわかるようなります。

 第2章は第1章で概観した歌う鳥のキモチを野外で実証、打ち破ろうとした著者の最新レポートです。個体識別を行って行動を観察したキセキレイの夫婦の話など、生き生きとした小鳥たちの物語が展開されます。

 第3章は本書のメインディッシュです。歌声のレパートリーで個体識別されたクロツグミたちが、実にユニークで面白いドラマを見せてくれます。

 最後の第4章では鳥の種類を聞き分ける方法や、歌のレパートリーで鳥を個体識別する方法を紹介しています。

 鳥が好きな方はもちろん、広く生き物が好きな方におすすめの内容です。自然科学に対する知的好奇心を存分に満たす内容にもなっているかと思います。

<書籍詳細>
書名:『歌う鳥のキモチ』
仕様:四六判、並製
ページ数:304ページ(本文1色296ページ、口絵4色8ページ)
定価:本体価格1,400円+税
ISBN:978-4-635-23008-7
発売日:2017年11月13日
http://www.yamakei.co.jp/products/2817230080.html

<著者プロフィール>
石塚徹(いしづか・とおる)
1964年神奈川県生まれ。金沢大学大学院生命科学研究科修了。博士(理学)。専門は動物社会学・行動生態学。学位論文「クロツグミのさえずりと配偶戦略」が絵本化されたほか、「見る聞くわかる 野鳥界 <識別編・生態編>」「昆虫少年ヨヒ」「鳥のおもしろ私生活」「日本動物大百科4 <鳥類Ⅱ>」など著書多数。NPO法人 生物多様性研究所あーすわーむ研究員。希少種や外来種の調査・対策、環境教育プログラムの開発や講演なども行う。長野県軽井沢町在住。

 

【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。2017年4月1日に創設25周年を迎えました。

 

以上

【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社山と溪谷社 担当 井澤
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目105番 神保町三井ビルディング
TEL 03-6744-1911 メール[email protected]