インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、ヤマケイ文庫『大地の五億年』(藤井一至/著)を刊行いたしました。

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 植物、微生物、昆虫、動物、恐竜、人類まで、地球上で繫栄してきた生き物たちを支えてきたのは、「土」だった――。
 今から5億年前、地球上に「土」が誕生しました。ひたすら土を食べて土壌を耕すミミズ、岩を溶かすように進化したキノコ、土で塩分を補給するオランウータン…。土は動植物の躍進を支えるとともに自らも変化し、恐竜の消長や人類の繁栄に大きな影響を及ぼしてきました。
 本書は、土の研究者である著者が、土の中に隠された多くの謎をスコップ片手に掘り起こし、土と生き物たちの歩みを追った壮大なドキュメンタリーです。
 ドイツ文学者の故・池内紀氏が絶賛したヤマケイ新書『大地の五億年』(2015年)を大幅に加筆のうえ、オールカラーで文庫化しました。加筆では、最新の土の研究成果とあわせて、食糧・環境問題といった今日的な課題について「土」を切り口に迫ります。

推薦:仲野徹氏(大阪大学名誉教授)、中江有里氏(女優・作家・歌手)、池上紀氏(ドイツ文学者)

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●著者略歴
藤井一至(ふじい・かずみち)
土の研究者。1981年富山県生まれ。2009年京都大学農学研究科博士課程修了。京都大学博士研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。専門は土壌学、生態学。インドネシア・タイの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土、さらに日本各地へとスコップ片手に飛び回り、土と地球の成り立ちや持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。『土 地球最後のナゾ』(光文社新書)で河合隼雄賞受賞。

●書誌データ
書名:大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち
著者:藤井一至
発売日:2022年6月18日
定価:1,210円(本体1,100円+税10%)
312ページ/文庫判並製/オールカラー
https://www.yamakei.co.jp/products/2822049430.html

 

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
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【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:綿
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TEL03-6744-1900  E-mail: [email protected]
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